GO WITH わんこスポット

おでかけレポート

愛犬も隣で飛行機旅へGO WITH わんこ に賛同している
スターフライヤーの「FLY WITH PET!」って?

ルカちゃんのドキドキ初フライトを紹介

こんにちは。おでかけわんこ部です。

今回はGO WITH わんこのプロジェクトに賛同しているスターフライヤーのペット同伴サービスについてご紹介します!

記事をご覧のみなさんは2022年3月27日からスターフライヤーがスタートした愛犬と一緒に機内に同伴できるサービス「FLY WITH PET!」をご存知ですか?

「愛犬と遠方に旅行に行ってみたい」

「愛犬と飛行機に乗りたいけれど貨物室だと心配」

といった飼い主さんにとって、夢のような機内同伴サービスが国内で初めての定期便でスタートします。

今回の記事ではサービスの内容や予約方法の紹介に加えて、実際に初フライトを経験したトイプードルのルカちゃんのドキドキ体験も紹介したいと思います。また、取材ではスターフライヤーのプロジェクト担当者に「国内初の取り組みへの想い」や「GO WITH わんこ プロジェクトへの賛同理由」もお伺いできました。

愛犬と一緒に行くことを諦めていた飛行機を使った遠くへのおでかけが実現に近づく画期的な新サービスです。ぜひ参考にしてくださいね。

国内初!機内ペット同伴サービス「FLY WITH PET!」って?

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サービス詳細

国内では愛犬と飛行機に乗る際は、今まで貨物室に預けるしかありませんでした。

「大切な愛犬を貨物室に預けるのが心配だから飛行機は諦めていた」

という飼い主さんはとっても多いと思います。

そんな中で2022年3月27日から愛犬も隣で一緒に空の旅を楽しめる「FLY WITH PET!」サービスが始まりました。

チャーター便での機内同伴は過去にも事例がありましたが、定期便としてはスターフライヤーが国内初の取り組みとなります。

・ペットの同伴ルールは?

・どうやって予約するの?料金は?

・機内ではどのように過ごすの?

といったサービスの詳細を紹介します。

<基本情報>
・サービス開始日:2022年3月27日(日)からの羽田⇔北九州線の対象便 ※下記参照
・ペットは何匹まで?: 当該便1便につき1匹
・機内に持ち込めるペットの種類: 小型の犬と猫が対象
・機内に持ち込めるペットの大きさ:
長さ50cm×横幅40cm×高さ40cm程度のサイズのケージ入る大きさ
・機内に持ち込めるケージの形状:
メッシュ素材(格子状のものは不可)※ケージ貸し出しあり
・機内での着席位置:
最後列27列目(飼い主は通路側の座席/ペットは窓側座席でケージを固定)
・ペット料金: 50,000円/匹(別途飼い主の搭乗券が必要)

<対象便>

各便で1匹のみ

■羽田空港発

SFJ77 便(羽田 11:15 発 – 北九州 12:55 着)

SFJ89 便(羽田 20:30 発 – 北九州 22:10 着)

■北九州空港発

SFJ78 便(北九州 10:00 発 – 羽田 11:35 着)

SFJ90 便(北九州 19:35 発 – 羽田 21:15 着)

ケージのサイズ制限があるのは保安検査でケージもX線検査装置に通す必要があるためです。

また形状をメッシュ素材に指定している理由は「毛の飛散防止によるアレルギー対策」のためです。格子状のものよりもメッシュ素材は目が細かく毛の飛散を抑えられます。

空の安全、そして周囲への配慮につながる制限であることを理解しましょう。

「え、我が家にそのサイズのケージがない!メッシュ素材じゃない!」

という飼い主さんも安心してくださいね。

スターフライヤー指定のメッシュ素材のケージ貸出もありますのでぜひ利用を。

<愛犬同伴条件>

・一般のお客様に配慮ができる程度の基本的なしつけや手入れが行き届いていること

・同意書及び接種証明書(狂犬病予防ワクチン・3種以上の混合ワクチン)を提出すること

・マナーウェア(ペット用おむつ)を着用すること

どれだけトイレトレーニングが完璧でも慣れない環境で粗相をしてしまう可能性があります。「におい対策」としてマナーウェアを着用することが条件です。

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<愛犬同伴ルール>

・空港内、機内では一切愛犬を外に出すことはできない※指定ケージへの移動時や保安検査時を除く

・ケージは保安検査後に係員が結束バンド(シールロック)にて施錠

・おやつやフードを与えることはできない(ケージの外から給水機等で水を与えることは可能)

・優先登場 / 最終降機

少し厳しいルールにも見えますがペット機内同伴サービスは国内初の取り組みであること、そして獣医師や専門家のアドバイスをもとにスターフライヤーが色々な壁を乗り越えて作り出したルールだということを理解しましょう。そして一般のお客さんの中にもちろん犬が苦手な人もいればアレルギーを持っている人もいます。

できるだけ一般のお客さんとの接触を減らしながら、このペット機内同伴サービスを持続・発展させていくためのルールですので飼い主としてしっかり守りましょうね。

予約について

2022年3月現在「FLY WITH PET!」を予約するパターンとして2種類あります。

・航空券のみを予約する場合(4日前まで)

・ホテルやレンタカー付きの旅行商品で予約する場合(10日前まで)

【航空券のみを予約する場合】
①対象便の飼い主分の航空券を予約
②SF CALL CENTER(国内線予約・案内センター)に電話してペット同伴申し込み
SF CALL CENTER:0570-07-3200 受付時間:8:00~19:00(年中無休)
※①の航空券予約の前に対象便にペット同伴枠がまだあるかコールセンターに確認しておくことをおすすめします

【ホテルやレンタカー付きの旅行商品で予約する場合】

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スターフライヤーツアーには愛犬と一緒に泊まれるホテルやレンタカー付きツアーのプランもあります。羽田発、北九州発でどちらもどちらも2〜3日のプランがあります。

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■基本旅行代金1名: 99,800円(大人12歳以上)

【料金に含まれるもの】

・往復航空券

・レンタカー※(Sクラス2日間又は3日間、免責補償料込、ガソリン満タン返し)

・機内ペット同伴料金(1匹)

・宿泊代金(ペット宿泊含む)

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宿泊先は犬と泊まれる人気宿が厳選されています。※ホテルにより割増料金あり。
九州の宿泊先は小倉駅直結で便利な「JR九州ステーションホテル小倉」や、憧れの温泉宿「別府温泉わんこの宿 ゆるり」など数種類から選べます。
東京の宿泊先もラグジュアリーホテル「キンプトン新宿東京」や、愛犬家に人気のエリアである熱海の「網代観光ホテル」などから選べるのは嬉しいですね。

例えば・・・<ご夫婦2名+愛犬1匹>で<羽田出発(木曜日)>の<3日間プラン>で宿泊先として<JR九州ステーションホテル小倉>を利用した場合の合計ツアー代金は「146,800円」となります。レンタカーも付いているので到着してからも安心ですね♪
4名参加まで選べるプランもありますのでぜひチェックしてみてくださいね。
https://starflyertour.jp/design2/trip/pet_trip/

「ペットと人間が当たり前に共存している社会へ」

スターフライヤー担当者の想い

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色々な壁を乗り越えて、定期便として国内初のペット同伴搭乗サービスを実現したスターフライヤーのプロジェクト担当者、呉さんにお話をお伺い出来ました。

-FLY WITH PET!に込めた想いは?

呉さん:「ペットと遠くに行ける」という飼い主さんの選択肢が広がれば嬉しいです。まずはスモールで始められるうちから始めることで航空業界が変わればいいなと思います。でも「国内初でやったのはスターフライヤーだよ」というのは残したいですね。

-GO WITH わんこプロジェクトに賛同された理由は?

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呉さん:日本では、海外に比べてペットを飼っている方が一緒にお出かけをしにくい環境にあると感じております。今後そのような方が積極的に外へ出て「家族の一員であるペットと楽しい時間を過ごせる」そんな街づくりの第一歩になると思い賛同いたしました。

-FLY WITH PET!およびGO WITH わんこプロジェクトで期待することは?

-FLY WITH PET!およびGO WITH わんこプロジェクトで期待することは?

呉さん:日本ではペットと入れるお店やレストランがまだまだ少ないです。しかしコロナ禍に突入してからペットの需要は増え続けており、他の航空会社はもちろんのこと、ペットと一緒におでかけできる場所は今後ますます増えていくと予想しております。動物が苦手な方も世の中にはもちろんいらっしゃいます。お互いが配慮の気持ちを忘れないようにすることで「ペットと人間が当たり前に共存している社会」になることを願っています。

ルカちゃんのドキドキ初フライトを紹介

それではここからは、実際に「FLY WITH PET!」を利用したトイプードルのルカちゃんのドキドキ初フライトを紹介!

ルカちゃんの様子や飼い主さんからの感想も届いているので一緒に紹介しますね。

「ルカと夢に見ていた九州へ」荷造りの時間も楽しい

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「ルカ、一緒に九州にいけるんだよ。嬉しいね」

「マナーウェアは飛行機でも九州でも使うからたくさん持っていこうね」

愛犬と一緒に飛行機で九州に行ける日が来るなんて夢のよう!

行ってみたい場所や一緒に見たい景色を想像しながら荷造りをするひとときも楽しい時間です。

出発前はいつもより長めのお散歩

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「ルカ、いっぱいお散歩して飛行機でぐっすり寝ようね。」

いよいよフライト当日。飛行機でぐっすり寝てくれるようにたくさんお散歩をして排泄を済ませておきます。

空港に到着!マナーウェアをつけてキャリーバッグに

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「ルカ、空港に着いたよ!マナーウェアもバッチリだね」

空港に到着したら、建物の外でマナーウェアの着用を済ませキャリーバッグに入れて空港へ。

普段からマナーウェアの着用に慣れてもらっていたので当日もラクラクマナーウェアを着けてくれて安心です。

カウンターで搭乗手続きへ

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出発1時間30分前までにはカウンターへ。

カウンターにて搭乗手続きを済ませ、同意書と各種証明書(狂犬病予防ワクチン・3種以上混合ワクチン)を提出。

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●指定のケージへ移動●

ここでスターフライヤー指定のメッシュ素材のケージに移動させます。

(持参したものが規定のサイズ・形状であればそのまま使用可)

保安検査を通過したら搭乗まで待機

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「ルカ、もうちょっとで飛行機だよ〜」

保安検査場では一旦愛犬をケージから出し、飼い主さんが抱っこしてゲート型金属探知機を通過します。

ケージはX線検査機等で検査し、検査終了後は飼い主さんが愛犬をケージに入れ直したらスターフライヤーの係員が結束バンド(シールロック)にて施錠します。

優先搭乗で飛行機内へ

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「ルカ、いよいよ飛行機の中に入るよ〜」

優先搭乗にて機内へ。一番後ろの座席に到着した飼い主さんがケージをシートベルトで固定します。

いよいよ離陸!愛犬と一緒に空の旅へ

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「ルカ、離陸するよ〜ドキドキするね」

離陸は人間にとってもわんちゃんにとっても少しだけ緊張する瞬間。

普段のおでかけの時から愛犬が落ち着く方法(声を掛ける、トントンする、布をかけてあげるなど)を飼い主さんが知っておくことで安心できます。

到着後は一般のお客さんが全員降りるまで待機し最後に降ります。

北九州空港に到着!楽しみにしていたおでかけへ出発

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「ルカ〜着いたよ!」

手荷物受け取り所エリアにて、スターフライヤーの係員にケージの結束バンドを解除してもらったら、いつものキャリーバッグにイン。

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「ルカ、初めての飛行機どうだった??」

北九州空港の建物を出たら、軽くお散歩をして外の空気を吸って一緒にリフレッシュ!

愛犬の水分補給も忘れずに。

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「ルカ、マナーウェアを付け替えようね」

気分もリフレッシュできたら、マナーウェアも付け替えて清潔に。

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「ルカと今九州にいるなんて信じられないね!思い出をたくさん作ろうね」

愛犬と行ってみたかったハウステンボス、泊まってみたかった i+Land nagasaki(アイランド ナガサキ)に向けて出発!

ルカちゃんとの初フライトを終えて

ルカちゃん、初フライト体験のレポートありがとう!

飼い主さんから感想が届いているのでご紹介します。

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-ルカちゃんと飛行機に初めて乗った感想は?

搭乗する前は、初めてのことなので予想もできず不安でした。ルカは音に敏感な子で、音の種類によってはとても怖がる時があるので、飛行機の離陸するときの音が心配でした。でも普段から頻繁に車に乗っていたためか心配は無用でした。私もルカも快適なフライトを楽しむことができ、安心とともにとても嬉しかったです。

-ルカちゃんの飛行機内の様子はどうでしたか?

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とてもリラックスしていました。伏せ状態でスヤスヤとお昼寝をしているようでした。離陸時の大きな音にも慌てずに、くつろいでいました。

-マナーウェアをつけることは慣れていますか?

とても慣れています。マナーウェアを着ける時は楽しいことが待っている時なので、喜んで着けさせてくれます。お友達とハウススタジオに行ったり、お友達の家にお邪魔したり、マナーウェア必須のドッグランに行くときだったりに着用しています。

-今後ルカちゃんと飛行機で行ってみたいところは?

次は北海道に行ってみたいです!!

飼い主さんにとって愛犬と初めての飛行機ということで、ワクワクする反面で少しドキドキする部分もあったかと思います。

ですが普段から車で頻繁におでかけをして「振動」や「音」にもルカちゃんが慣れていたり、楽しいイベント時にはマナーウェアを付けて「マナーウェア=楽しい」というイメージを持たせていたおかげで、ルカちゃんも飼い主さんも落ち着いて初フライトを満喫できた様子でした。

愛犬にとって初めてのことは緊張しますが、普段のおでかけの時から慣らしておくのはとっても大切ですね。

まとめ

愛犬と機内で一緒に空の旅を楽しめるスターフライヤーの「FLY WITH PET!」サービスをご紹介しました。

「愛犬と一緒に行くことを諦めていた場所」

「愛犬と一緒に見ることを諦めていた景色」

皆さんにもあると思います。

このサービスは、愛犬とおでかけや暮らしの選択肢を増やしてくれる"社会の大きな第一歩"だと感じました。

そして飼い主側のマナーやモラルの向上もとっても大切です。周囲や施設への配慮が積み重なっていくことで、移動や食事、宿泊などを愛犬と一緒に楽しむことが「家族として当たり前の社会」として広がっていくと思います。

スターフライヤーの「FLY WITH PET!」で愛犬と飛行機旅をしてみませんか?

愛犬と一緒に感じる少しの緊張感やワクワク感、そして初めての場所へのおでかけは特別な思い出になると思います。

最後になりましたが、取材にご協力いただいた皆様有難うございました。

おでかけわんこ部(編集長 けい)