先住猫と
子猫の対面で
気をつけたい
3つのこと

先住猫ちゃんとも仲良くなってもらいたい!。新しく迎える猫と先住猫、両方への配慮が重要。特に大切な先住猫と新入りの猫の対面をさせるときに気を付けることをご紹介します。

ポイント①

子猫をケージに隔離

子猫をケージに入れて家族がいるスペースに置きます。
ケージ内にベッドやトイレを入れ布などをかけ、子猫が隠れるところをつくりましょう。
先住猫は、ケージ越しに子猫を観察します。

子猫をケージに隔離

ポイント②

ケージ越しでのご対面

最初、先住猫は不快感を示してうなったり、視界に入らない場所に撤退してしまうこともあります。先住猫が子猫のケージの周囲を回り子猫に興味を示したら、お互いの匂いのついた敷物などを交換して寝床に置いてみましょう。 先住猫に子猫のいるケージの中を点検させたり、反対に先住猫のケージを子猫に点検させたり、あせらず数週間から数ヶ月かけて慣らしていきましょう。子猫をケージから出して対面させるときも、飼い主が見ていられるときに、まずは数分。先住猫が不快感を示したら、すぐに子猫をケージに戻してください。無理は禁物です。

ケージ越しでのご対面

ポイント③

先住猫に配慮を

先住猫がテリトリーを侵されるなどで不安にならないように、食事や抱っこ、声をかける順番など、今までと変わらないようなケアを心がけましょう。先住猫と子猫の年齢が近いほど早く仲よくなりやすく、1歳差くらいまでが理想です。 同じ家に暮らしていても、「私は私」と、それぞれ独立している場合もあります。仲よくさせようとする無理強いは禁物です。

先住猫を優先
内田 恵子 獣医師
監修
内田 恵子 獣医師

元ACプラザ苅谷動物病院統括院長。JAHA内科認定医、JAHAこいぬこねこの教育アドバイザー。小動物臨床に35年間従事した後、現在ペットの動物病院でのストレスを軽減し、問題行動を作らない技量を広めるため活動中。