子猫の
爪切りの方法

爪が伸びていると思わぬケガや家具などにキズがつくことがあります。しかし、猫にとってはもともと足先は敏感な部分でつかまれたくない場所です。お手入れは受け入れやすい社会化期の時期から練習を始め、嫌がられないように慣らすことが大切です。

慣れさせる

遊びの最中に引っかかれたり、猫から人間に「猫ひっかき病」が感染するのを予防するためにも、爪切りは重要です。子猫のうちから爪切りに慣らしておきましょう。子猫に手足の先を触られることに慣れてもらうことから始めます。
爪の根元部分を親指と人差し指でやさしく挟むように押してみてください。爪がニュッと出てきます

慣れさせる

爪を切る

爪には血管と神経が通っているので、それを傷つけないように、先端のとがったところだけを切ってあげましょう。猫用の爪切りを使ってください。

うまくできたら静かに対応

出血してしまったら

コットンやティッシュペーパーなどを持って爪を左右から押さえ、もう一方の手で爪の根元を押して止血しましょう。それでも血が止まらないときは、動物病院へ連れていってください。自分で爪を切るのが不安な場合は、獣医の先生に相談してみてください

慣れさせる
内田 恵子 獣医師
監修
内田 恵子 獣医師

元ACプラザ苅谷動物病院統括院長。JAHA内科認定医、JAHAこいぬこねこの教育アドバイザー。小動物臨床に35年間従事した後、現在ペットの動物病院でのストレスを軽減し、問題行動を作らない技量を広めるため活動中。