今からトライ!
名前を呼んで
来てもらう方法

自由気ままなところが猫の魅力ですが、一緒に暮らす家族としてコミュニケーションをはかりたいもの。子猫を迎えたら名前を呼んで来てもらう練習をしましょう。災害などで猫が迷子になったときにも役立ちます。

名前をうれしい合図にする

まずは猫に「名前を呼ばれるとうれしいことが起きる」と教えることが大切です。呼ばれてやって来た猫をつかまえて苦手な爪切りをしたりすると、「名前を呼ばれると嫌なことが起きる」と覚えてしまいます。呼ばれても来ないどころか逃げるようになる可能性もあるので気をつけましょう。

猫が覚えやすい名前は?

猫の名前は、猫が覚えやすく人が言いやすいシンプルな呼び名がベスト。長すぎない2〜3文字の名前がおすすめです。本名が長い場合は短いニックネームを呼び名にしましょう。家族によって呼び名が多少違っても猫は覚えますが、確実に呼びたいここぞというときの名前は統一しておくのも一案です。

迷子になったときにも役立つ

名前はコミュニケーションツールにもなるうえ、災害時に家族と離ればなれになったときにも役立ちます。猫が自分の名前を覚えていれば、家族や捜索する人の声に応えて出てきてくれる確率が上がります。名前を万が一の迷子対策にも活用しましょう。

食事や遊びの前に呼んでみよう

食器にフードを入れる前やおもちゃで遊ぶ前に、猫の名前を呼んでみましょう。猫が「にゃんだろう?」と近づいてきたら、フードやおもちゃで飼い主さんの手もとまで誘ってみてください。いざというときすぐ保護できるように、呼ばれたら人のすぐ近くまで来る習慣をつけることも大切です。

とっておきのご褒美をあげて

名前を呼んで猫が来てくれたら、とっておきのおいしいご褒美をあげましょう。「銀のスプーン 三ツ星グルメ」おやつシリーズは食べきりサイズなので、ご褒美としてぴったり。名前を呼んで来てもらう練習の初めは毎回あげて、猫が来てくれるようになったらあげるタイミングをランダムに変えるのがコツです。

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内田 恵子 獣医師
監修
内田 恵子 獣医師

元ACプラザ苅谷動物病院統括院長。JAHA内科認定医、JAHAこいぬこねこの教育アドバイザー。小動物臨床に35年間従事した後、現在ペットの動物病院でのストレスを軽減し、問題行動を作らない技量を広めるため活動中。