子猫の時期から
始める薬を
飲ませる練習

動物病院から飲み薬を処方されても、フードに混ぜても薬だけ残っていたり、直接飲ませようとすると逃げてしまうなど、猫は警戒心が強く投薬が難しい動物でもあります。投薬も日頃から練習して子猫の時期から馴らしておきましょう。

投薬練習は給餌前の空腹のときに1〜2回
幼猫用ドライフードを使うこと

ドライフードは幼猫用の粒が小さいものを使います。一度に繰り返し練習をするのではなく、毎日、子猫が空腹のときに1粒を使って1〜2回練習をし、そのあとにごはんの時間にします。こうして食事前の習慣にしておくと、練習の後にはごはんが食べられるという印象を与え、子猫が受け入れやすくなります。

子猫用フードは こちらから

ステップ1
飼い主の手からフードを
食べる練習

幼猫用のドライフード1粒を手の平に置いて、まずは手の平からフードを食べられる習慣をつけます。飼い主の手から美味しいものが食べられた経験を増やしましょう。

ステップ2
親指と人差し指でつまんだ
ドライフードを食べる練習

手の平から抵抗なくフードを食べられるようになったら、親指と人差し指でつまんだドライフード一粒を、子猫の口元に差し出してみましょう。差し出すと食べようと口を開くので、すかさずドライフードを口の中に入れる練習をします。合わせて、もう片方の手で頭の上を撫でたり触ったりして、手の平を頭の上に乗せる練習もしていきます。

ステップ3
口を開き舌の上にフードを
乗せる練習

頭の上に手の平を乗せた状態でフードを食べられるようになったら、頭の上に置いた手で猫の鼻先を上向きにすると口が半開きの状態になります。もう一方の親指と人差し指でフードをつまんでいる手の中指で、猫の下顎をそっとやさしく開いて、舌の上にフードを乗せます。これを毎日給餌前の空腹時に1〜2粒練習し、馴れてきたらできるだけ舌の奥の方に入れるのを目標にしましょう。

すでに投薬が必要な場合は

すでに今投薬が必要な場合は、空腹のときに好物に混ぜて与えてみたり、香りの強い包むタイプのトリーツ型や混ぜるタイプのペースト状の投薬補助食品を検討してみるとよいでしょう。しかし、猫は優れた嗅覚と毒物を避けるための苦味を感じる味覚を持っています。警戒心が強い子ほど頑なに食べない子もいるので、その場合は、かかりつけ医に相談しましょう。

内田 恵子 獣医師
監修
内田 恵子 獣医師

元ACプラザ苅谷動物病院統括院長。JAHA内科認定医、JAHAこいぬこねこの教育アドバイザー。小動物臨床に35年間従事した後、現在ペットの動物病院でのストレスを軽減し、問題行動を作らない技量を広めるため活動中。