かかりつけの
ホームドクターを見つける
子猫を迎えたら、まず動物病院で健康状態をチェックしてもらうと安心です。猫の健康管理のために、かかりつけのホームドクターを決めることはとても重要。診察が丁寧で、説明がわかりやすく、猫の扱いが上手な獣医さんを選びましょう。近所の病院を何カ所かまわって相性をみるのもおすすめです。猫を動物病院へ連れて行くときは、3方から開放可能なキャリーケースで。中に、猫の匂いのついた大きめのタオルを入れておきましょう。万が一キャリーケースが開いてしまった時のことを考えリードをつける、もしくは洗濯ネットに入れてキャリーに入れるのがよいでしょう。病院の診察室ではキャリーから無理に引っ張り出さず、大好きなおやつを使って自分から出てくるよう促しましょう。
避妊や去勢の手術を検討する
猫の避妊・去勢手術が必要なのは、望まない妊娠を防ぐためだけでなく、乳腺や生殖器の病気にかかりにくくなります。また、去勢・不妊手術によって発情にともなう行動を抑えることにもなります。ずっと一緒に暮らすために、繁殖の予定がなければ選択肢のひとつとしてメリット・デメリットを知って検討すべき手術です。
避妊や去勢手術をするメリット
- 大声で鳴く、スプレー行動※などの発情に伴った行動が減る
- 望まない繁殖を予防
- 乳腺や生殖器の病気をかかりにくくする
※スプレー行動とは、尾を高く持ち上げて広範囲に尿をスプレーのように吹きつける行動
避妊や去勢手術をするデメリット
- 手術による麻酔や手術自体が猫にストレスなどの負担をかける可能性がある
- 繁殖能力が完全になくなる
避妊や去勢手術には助成金がでる
猫の避妊・去勢手術を受けるタイミングは、生後6ヶ月頃の初めての発情期を迎える前が理想です。地域によって金額は異なりますが、市区町村の助成金、または獣医師会の助成金が利用できますので住んでいる地域の動物病院や保健所で聞いてみましょう。
予防接種
感染症は、ワクチン接種で予防できます。
- 3混合ワクチン(猫汎白血球減少症・猫カリシウイルス感染症群・猫ウイルス性鼻気管炎)が一般的です。生後6~8週目に1回目、その後2~3週間後に2回目を接種。翌年から年に1回追加接種を受けましょう。
- 猫白血病ウイルス感染症ワクチン
- 猫のクラミジア感染症ワクチン(5種混合ワクチンに含められる)
- 猫免疫不全ウイルス感染症ワクチン
ワクチンの接種に関しては、生活環境に合わせて受けましょう。かかりつけのホームドクターに相談しましょう。
定期検診
猫の体調が悪いときに受診するのは当然ですが、健康の場合も定期的な検査が大切です。検便や検尿、毛づややノミのチェック、体重の変化など、成長に伴う健康維持の相談をしましょう。